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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

四季がある国と無い国の違い(後編)

前回外国人が四季=変化に憧れがあるという話をしましたが、少し整理して考えてみます。
その1はこちら

パターン1:そもそも自国に無いものへのあこがれ

前回の図でもありましたが、
桜や雪、富士山(当たり前か)
特に北海道ブームもあるのでしょうが、雪へのあこがれはすごいものを感じます。
何年か前に聞いたのは”ダウンジャケット”を持っているのがステータスとなっていた、、、そうです。

そもそも自国にないのであこがれるもの

パターン2:本物へのあこがれ
自国にもあるのですが、本物を見たい、食べたいというもの
おすしなんかがそれですね。
日本で言うと、昔本物のトムヤムクンが食べたいとか本場の火鍋が食べたい!とかですね。

さて、本題の四季があると起こる変化

大きい要因としては、気温差によって生じる
メリハリ
めりはりって何でしょうか?

それは、人、生物のメリハリ

文字で書いているとよくわからなくなってきたので、ここは置換理解を使います。

たとえば
お正月:暑い
クリスマス:暑い
入学式:激熱
夏休み:暑い
だったらどうですかね?
(写真はオーストラリアのクリスマスの絵)


タイの生活は上のような常夏な感じ、ようは日本と比べてイベントなどに季節感がなく、肌で節目を感じたりすることがないのと、時間の経過も少し怪しくなります。

個人的には冬はいらないかな、、、と思うのでタイのほうがうらやましいですが、お互いに無いものねだりと言えます。

次に生物、ここで言う生物というのは青果、果物や野菜を指しています。
これはなぜ日本の青果が好まれるのか?ということにも関連するのですが、
※今から書く味の話は人の好みもあるので絶対ではありません。

一つバナナを取って具体例を挙げてみます。

世界的なバナナの産地はどこか?
一位:インド
二位:中国
三位:フィリピン
四位:エクアドル
五位:ブラジル
(単位:トン 出典:Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) - FAOSTAT - Production, Crops, Bananas, 2011

日本で流通しているバナナでなじみがあるのは?
現在、日本に輸入されているバナナはフィリピン産の「 ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種が8割を占めます。ほかの国もありますが、まあだいたいフィリピン産

先般ベトナムのバナナのお仕事に少し絡ませてもらった時、
ベトナムのバナナの種は実はフィリピン種
しかし、味や価格はフィリピン産のものとかなり異なる。。。ということ

なぜか?

それは育てる場所

高度です。
フィリピンでは、原則高度が1000m以上(確か)あるところでバナナを育てるそうです。
その理由は、大きく2つ
1. 寒くなることによりバナナの糖度を高める
2. 寒暖差を与えることにより果物が成長する過程でメリハリが出て強くなる(言い換えると歯ごたえが出る)

低所て育てたバナナはどうなるかというと、甘さに関しては甘いものができますが、やはり柔らかく間延びした感じになるそうです。

これも好みの差にはなりますが、やはり同じ種の果物でも食感や甘さの感じが異なると別物になるということですね。

話を戻すと人間も同じ
やはり温度差が生物に与える影響はでかい。

私もタイとかロシアで生まれていたら性格変わってただろうな〜と思います。

以上です。