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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

日本にしかない中華料理のメニュー

台風8号直撃で会社に来るのも一苦労
傘を吹っ飛ばされながらもなんとか到着
ということで

中華料理のメニューなのに本場中国にはないもの
今日はそんなお話

ことの起こりは油淋鶏
日本の油淋鶏と中国の油淋鶏は似て非なるもの、という話になり、ほかにもあるのではと話を深堀り

出てきたのはこの5つ

① 油淋鶏
② 天津飯
③ エビチリ
➃ エビマヨ
⑤ ちゃんぽん

少し細かく見てみます。

① 油淋鶏



中国
※出典:中国のレシピサイト
日本
※出典:Cook pad
1.鍋に大量の水を入れて、水が沸騰してから鶏一匹を入れます。
2.生姜、お酒、少量の塩を入れます、10-15分間煮ます/蒸します。
3.鶏を出して、表面に油を塗りつぶします。
4.冷やしてから鶏を切ります。
5.鍋に油を入れます、温度がまだ低い時ネギを入れ、3-5分間炒めます。
6.油を鶏にかけます。
1.長ネギとニンニクをみじん切りにして材料を全て混ぜて置きます。
2.胸肉を削ぎ切りにして大体6枚に切り分けます。
3.肉に下味を付けます。
4.小麦粉と片栗粉を混ぜて肉にまぶします。
5.1度目の揚げは、180度で揚げます。
6.油から取り出して余熱で3分位休ませます。
7.2度揚げ目は、200度で周りがカリッとなるように揚げます。
8.食べやすい大きさに切り、1のソースを掛けて完成☆

鶏の調理法
中国=蒸し鶏(もしくは茹で鶏)
日本=揚げ
ソース
中国=油にネギ等の調味料を入れて上からかける
日本=調味料を混ぜてかける

確かに結構違います。
※中国にも揚げるタイプは地方によってあるそうですが、まれだそうです。

ゆで豚とトンカツくらい違うのかも

② 天津飯

王将でいつも気になるこのメニュー
なぜかセットでチャーハンと天津飯のチョイスという存在感
個人的にはかに玉や天津飯はあまり食べないのですが、世の中では人気なのでしょう。

と、ネットで探してたら、天津飯ネタめちゃくちゃありました^^


※出典:惊奇日本:日本發明的中華料理【ビックリ日本:中国にない中華料理】

③ エビチリ


➃ エビマヨ


エビチリとエビマヨは、王道の中華料理と思ってきたのでショック
ただ、もととなる料理はあるようです。


⑤ ちゃんぽん


四海楼の先々代?の陳さんが開発したと以前読んだことがあります。

⑤のちゃんぽんは長崎の人なので知ってましたが、ほかのは全然知りませんでした。
とはいえ、まったくないというものもあれば、原形があり、それを日本風にアレンジしたものが日本に定着しその料理として現在もあり続けている。。。
ということなのかもしれません。

ただ、天津飯は、地域の名前を冠に付けているにもかかわらず、現地では全くなじみがない。
面白いことに、中国の日本文化の授業でも毎回例に出されるほど有名な話のようです。

個人的には王将の天津飯はおいしい中華だと思っていたのでちょっとショックですが 笑

これは置き換えてみると、東南アジアにおける一昔前の「寿司」アメリカにおけるカリフォルニアロールのようなものなんでしょうね。

日本発祥のものが現地でアレンジされ、逆輸入どころか世界に広がっているメニューカリフォルニアロールはすごいマーク!

ほかにもまだまだありそうなので知ってる人は教えてください^^