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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

一人称と人の呼び方 敢えて名前を呼ばないのか? その2

一人称の話の続きから
どういうシチュエーションで使うのかという話
あくまでも私見ですが、結構迷う感じがします。

一人称 どういうシチュエーションで使うか 備考
わたくし(私) ビジネス、フォーマルな場 ちょっと堅めの表現
わたし(私) もっとも一般的な表現 どこででも使える
おれ(俺) 友だち同士
自分を強く見せるときに使う
友人以外での使用は粗野なイメージほか悪い印象を持たれることもあるので注意
ぼく(僕) 私の優しい(幼い)表現
(大人が)目下の人に向かっていう表現
高校生程度までの男子であれば通常使いでも違和感はないが、大人になって使うと人によっては違和感を覚えることもありうる表現(かな)
じぶん(自分) 謙譲表現
上下関係が明確な集団において目上の方向けに使用する
日本の運動部(体育会)などで主に使用される言語
上下関係にきちんとしている印象、まじめな印象は受けるものの、使いすぎると時代錯誤的な感じになる。
プライベートで使うとちょっと変化も
てまえ(手前)
よ(余)
せっしゃ(拙者)
昔の表現 てまえ(手前)は、謙譲表現
相手の前(すなわち自分)のこと、奥の方が上座なことから自分を下座に置く表現
この場合は通常複数形(てまえども)などで使用し、お店の人が自分の会社や商店を表現する時に使用するところしか最近は見たことがない

よ =昔の殿様の一人称 ※ネット上で自分をそうよんでいる人がいるらしい(バカ殿)

せっしゃ(拙者)
昔、江戸時代の表現だが、士農工商の中で士(武士)だけが使っている印象がある(未検証)
これもネット用語やふざけて日常で使う場合がある。
と、まあまとめてみましたが、これじゃわからないので、今度シチュエーション別に図で表現してみたいと思います。

ひとまず日本には自分(私)という表現の中でへりくだる表現が多い気がしますね。


長くなってきたので次回に回そうかと思いますが、ひとまず本題の2人称の話の頭出しだけでも本日。

もともとのこの話は、留学生にどういう呼称や敬称をつければいいの?という質問に明確に答えられずに持ち上がった話でした。


呼び捨て
さま
さん
くん
きみ(君)
ちゃん
どの(殿)

他にも役職や立場めいたもの
先生(立場)
社長(役職)

言葉でうまく説明できないので次回はイラストで^^


上司の鈴木と部下の田中の場合