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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

声調と同音異義語(タイ:言葉や文字から見る文化の違い)

言葉や文字から見る文化の違いということで今回は声調
第一回はコチラ

その前に、同音異義語の話

カタカナから勉強すると必ずはまる落とし穴
どういうことかというと、例えば

ヤー

タイ語には5つの声調があります。(中国語は4つ:四声)

日本人にとっては同じ読み方だけど発音が変わると別の意味になる単語のことです。

日本語にもあります。
例えば「橋」と「箸」

は→し→ :Brifge橋
は↗し→ :Chopsticks箸

標準語では上記ですが、地方になると発音が逆転することもあるので全国共通ではないものです。

ひとまず具体的な例を見てみます。

禁止、ダメ  อย่า   yàa

   ยา   yaa

   หญ้า   yâa

祖母    ย่า   yâa

離婚する  หย่า   yàa


薬が欲しいのに、おばあちゃんもらっちゃうこともあるかもしれない感じです。

そうはいっても文脈でわかるでしょ

と思ってたんですが、わかるものもあれば半分以上はわからないようです。

すべての言葉が五声すべてに意味があるわけではないですが、その中でも私が困ったもの

くらい


暗いではありません。


ใกล้ 近い ไกล 遠い

「このお店は近いですか?」
「クライです。」

どっちやねん

と、カタカナでは同じで意味が逆(もしくは大幅に違う)単語がいくつもあるのです。

タイへ行く際には声調には気を付けるという話と、日本人が声調に無頓着なのに対して

外国人は声調も併せて日本語を覚えている
=日本語の正しい発音が不可欠

ということなのだと思います。

次回は実際に発音も準備して!