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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

海外で「やっちまったな〜」という失敗談~Googleさんを信じすぎた件

さてさて、先日LINEの話も書いたので、そこで思い出したわかたむがやらかした海外での失敗談の話^^
海外の調査を始めてから足掛け6年、その間にいろいろな失敗をしてきました。
その失敗にめげず、むしろ糧として頑張り続けてきたので今があるのですが、まあ失敗談はためになるということで、ご紹介をしていきます。

時は2015年冬

北京で行われたWorld of Food Beijingでのこと、

【びっくりしたこと】
① 空港からホテルに行くタクシーで通常の5倍の額でぼったくられたこと、しかもホテルから1キロ離れたところに無理やり降ろされたこと
② カステラのロウ見本をかじられたこと、そして商品が盗まれたこと
③ 北京の空が会期中ずっと青かったこと
④ 中国人が全員マスクをしていると報道されているのに、100人中10人くらいしかマスクをしていなかったこと
などなどありますが。それは別の日にするとして

北京に行く1週間前のこと
北京へ運ぶ荷物もきっちり準備し、当日使うPOPなども揃え準備万端。
しかしせっかく行くからには現地の人の声もきっちりと取りたいと思い、アンケートをやることを決めました。
しかし手書きでは、あとからの翻訳が難しいということで、当時インターンだった利さんに翻訳を頼み、知り合いにGoogle formでアンケートを作成してもらい、そのURLをQRコードにして来場者のアンケートをとれるようにしたのです。
今では結構準備としては当たり前ですが、アンケートの多言語化も含め当時では結構画期的(自画自賛)

そして当日、満を持して会場入り

写真のような感じでカステラのブースは超大盛況

忙しい中をぬって、アンケートをいただくべく試食したお客さんにQRコードを見せると
「这是什么?这种东西我可不懂。」(なんだこれ?QRコードなんて知らないよ)
そう!当時中国では、QRコードはあまり一般的ではなかったのです。(今では普通に使ってます)
その後、運よくQRコードリーダーを持ったお客様がQRコードを読み取り
すると
「怎么回事?你这个二维码打不开啊!」(なんだこれ、アクセスできないじゃないかよ)

ええっ!!!


それもそのはず、Google formで作ったので、中国人がアクセスできるわけもなく。。。

がーん


私がGFW(Great Fire Wall)を知った日でした。

そんなの前もって調べりゃいいじゃん~とか、そんぐらい知っとけよというご意見はそれはそうなのですが、意外と現地に行かないとわからない落とし穴は多いのです 笑

ちなみに日本でQRコードがかなり広まったのはやはりiphone7などでカメラで読めるようになってから、中国はWeChatが広まってからのような感じみたいです。