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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

変化する海外と変わらない日本

先日タイの生魚のお話を書きましたが、日本人の海外進出がなぜうまくいかないか(もちろん全部ではありません)

日本人は変化に弱い

2年前の市場データは

日本=役に立つ(参考になる)
東アジア・東南アジア=あまり役に立たない。

どういうことかというと

例1 タイ
私がタイに行き始めて丸6年くらい経ちますが、その間にいろいろな変化が起こっています。
例えば、建築
2013年にはSiam Paragon、セントラルワールド(伊勢丹)、ターミナル21などが大きなショッピングモールでしたが、ここ3年間で私の知っている限りでも7個くらいの大型高級ショッピングモールが建設されています。
最近のものはアイコンサイアム。中心地から少し離れた東急百貨店の2号店があるところです。

例2 日本食レストラン

世界の日本食レストランの数は2017年のデータで、約11万8000店舗
2006年の2万4000店から考えると約5倍
日本食に対する考え方や嗜好など、激変しててもおかしくな伸び率

ちなみに国地域別、日本食レストランの店舗数上位は!
こんな感じ

一位は中国!2位はアメリカ
ダントツ
そして私が行くタイはどうどうの7位!

しかし

海外市場の直近のデータが欲しいのですが、こういったオフィシャルなデータは)最近でこそ早くなりましたが)早くて1年(半年?)、ほかは平気で2年前のものなどです。
集計や検証なども考えると時間がかかって当たり前とは思いつつも、実際に調べる方としてはツライですね。

冒頭にあった日本人の海外進出がうまくいかない(と私が思う)理由はそこに大きなものがあると思っています。
最近でこそオリンピックの効果もあって、街並みが変わりつつありますが、文化や市場など日本はあまり変わらない国(よく言えば成熟)しています。
なので変化が激しいところへの進出はとても難しいのかもしれませんね。

次回はタイの日本食レストランの推移に関して深堀