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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

地方で見る誤訳(長崎県2)

さて、前回に引き続き誤訳の紹介
前回長崎県其の一はコチラ

ひとまず日本語 ⇔ 中国語の間で誤訳が起こりやすくなる単語や現象
これは長崎に限らずです。

アクセス(和製英語) ←翻訳できない、そういう言葉が無い
イメージ(和製英語) ←本来の使い方と異なるため通じない。
固有名詞の認識違い
造語
主語の取り違え

ここら辺だけでも結構な間違いが発生します。

ということで、これは平和公園にあったトイレの張り紙の話(2019年5月時点)


日本語原文:トイレはきれいに使いましょう♪
翻訳文直訳:トイレを使用したら(する前後に)清掃してください。

おお、これは結果としてはオーライですが、本来の意味とはちょっと異なります。
修正候補としては、

请保持卫生间清洁
(Please keep toilet cleaned)

となります。

【これを見つけてくれた留学生のコメント】
そもそも原文は文法的に中国語では存在しないものであり、「清潔」は動詞と一緒に使うとき、「清掃」の意味がある。原文は清掃した後、トイレを使ってくださいという意味もある。それで、「清潔」は最後にしたほうがいい。


②次のケースは、造語(和製英語)でよくある誤訳
市役所などの表記で機械翻訳を使用しているところでいくつか発見しました。


ハザードマップ→(誤)危害地图 →(正:候補)灾害预测图


交通アクセス→(誤)交通运输和访问 →(正:候補)交通与途径


インフォメーションセンター →(誤)信息中心 →(正:候補)服务中心


という感じで、やはり造語は機械翻訳では荷が重いようですね。

次回はもう少し細かく見てみます。