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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

テンプラの由来



テンプラ
天ぷら
てんぷら
感じで書くと天婦羅

誰もが和食の代表として知っている料理
古く江戸時代前から料理としてあり、当時は天ぷら屋さんが屋台であり庶民にも親しまれた食べ物でした。
今でいうところのマクドナルドかてんやかという感じですね。

今日の授業でも天ぷらの話をしているとき、中国人、韓国人の生徒は全員知っていました。
うちのクラスの蘭一点のランさん(仮名)も知っており、英語でどういうのか聞くと
「フリッター」
おお、なるほど

定義づけをしてみると
「天ぷら」とは、魚介類や野菜、肉などの具材に、薄力粉と水、鶏卵を軽く混ぜた衣をつけ、油で揚げたもの


「フリッター」とは、魚介類や野菜、肉類、果物などの具材に、薄力粉と牛乳、卵黄をしっかり混ぜたものと卵白を泡立てたメレンゲをあわせた衣をつけ、油で揚げたもの



ほとんど同じ
違うところとしては、卵の使い方
朋立てではなく別立て
朋立てと別立てというのはカステラ屋の用語で全卵を混ぜるか白身と黄身を別々に混ぜて使うかの差
別立てのほうが前述のとおりふわふわします。

ほとんど同じもの。


ということで伝来は調べてみるとさかのぼること室町時代
鉄砲が伝来したいごよろしく(1543年)以降に伝来したということで文献が残っているようです。

名前の由来は
ポルトガル語の「テンポロ」がなまったとかいろいろな説があるようですが、ヨーロッパから伝わったとみて間違いなさそうです。
(もう少し調べて追記します)

ちなみにカステラの語源もスペイン語で城を表すCastlle(カステージャ)=Castleから来ているということで、時を同じくして卵を使う日本を代表する食べ物がくしくも伝来したときであったということですね。

確かに大幅に油を必要とする料理は当時の日本で発達したとは考えにくく
日本に揚げ物の文化をもたらしてくれた素晴らしいきっかけだったのかもしれませんね^^