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目指すは、来る多文化共生の時代 そのために日本と外国の文化の違いや気づきに関して、株式会社わかたむが日々収集しているコンテンツを「違い」と「びっくりおもしろい」という切り口でご紹介します。 下の、「ホーム」の横の△で「バックナンバー」をご覧いただけます。

1立方センチメートルにおける砂糖(甘いものが好きなタイ人がカステラを甘すぎるという話 その2)

わかたむわかです。

あまりにもタイでの行程が忙しすぎて、もうバタバタでした。
ブログも日が変わるころにようやく更新という感じでした。
でもたくさんの気づきがあったのでしばらくタイまみれで行きます(まあ今までもですが。。)

ということで先日書いた、甘いものが好きなタイ人がなぜカステラを甘すぎるというのか?ということへの私なりの仮説を述べさせていただきます。

まず、今一度

タイ人は本当に甘いものが好きか?

を考えてみたいと思います。

【ケース1 マクドナルド:ティー】
マクドナルドで朝ごはん、セットメニューはどうしようかなとカロリーを気にしながら
「こーチャードゥアイ カップ」(お茶をください)といったところ、出てきたのは馬鹿でかいレモンティー

飲むとしびれるほど甘く、シロップが半分くらい入っているのではという甘さ

甘すぎ=▲ or ×

【ケース2 屋台:クイッティオ】
タイの麺類の中では有名な米麺のクイッティオ  ※発音は微妙


いろんな種類がありますが押しなべてアロイ(うまい)
そんなタイの麺、おいしいのですが日本人の人がひとつだけ注意した方がいいことがあります。
それは

スープを飲み干すな!

「えー、私かんまくするんだけど」とかいう声も聞こえてきそうですが、クイッティオのスープは砂糖を使ってコクを出しているので、全部飲むと相当な砂糖の摂取量になります。
屋台にデフォルトで置いてあるのは、こんな感じ


プリック・ポン(粉唐辛子)
グラニュー糖
プリック・ナムソム
ナンプラー(ナンプラープリック)

甘い=でもおいしいので 〇

【ケース3 コンビニのお茶】
昨日もありましが、緑茶と書いてあるボトルなのに中は甘い紅茶と砂糖
「おーいお茶」など無糖のものは最近増えてきてますが、まだまだ砂糖入りのものも多い

ということでケースを挙げているときりがないのであれですが、まあ、結局甘いものは大好きということだというのは間違いない

ではなぜカステラを食べて顔をしかめるくらい「甘い」という人がいるのか?

数年の研究の結果一つの結論にたどりついたのです。

それが、こちら

1立方センチあたりの砂糖の含有量の定理


です。

なんのこっちゃ?という声も聞こえてきそうですが、こういうことです。

人は(タイ人に限らず日本人も)、その対象となるべき食品に対して甘味(塩味や辛味)がどのくらいのレベルか(程度か)を事前に脳が判断して食べているということです。

だからこそ「濃い」とか「薄い」とかいう話が出てくるわけですね。
※これは以前の担々麺の話と一緒かもしれません。(中国人の担々麺の話)

ようはどういうことかというと、
予測数値を以下とします。

タイの普通のスポンジ菓子=1.5グラム/一立方㎝
チョコレート=8グラム/一立方㎝

そこにカステラを食べたときに何と思うか!
カステラ=6グラム/一立方㎝

スポンジケーキの(ひとくち)のくせにめっちゃ甘いやんか!
となるのです。

ある意味カステラは詰まりすぎているとも言えますが。。。。
ようは一口で1.5グラムの甘さを想定している人が、一口で6グラムのものを食べたら、それは甘いに決まっているという話ですね。

わかったようでわからない人もいるかと思いますので今度図解します!